最新の更新（2024/5/3）

2024年同人ソフト作品感想

（完成版）

PUPA ver.1.00/Mon.Key屋（フリーソフト）

私は殻に覆われている。
外からの影響は伝わりにくくて、でも内側は激しく渦巻いていた。


選択肢あり、心象風景、五分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できず遅めなことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は手芸の画像やサイケデリックな絵が使用されています。

殻に覆われた人の心象風景が語られていきます。
エンディングは二種類。
自伝のような内容で、ままならない状態から、
何とか折り合いを付けられるようになっていく過程が描かれています、
私は、最後の問いを肯定したいと思いました。

穴 ver.1.00/Mon.Key屋（フリーソフト）

私は穴を掘り進めている。


選択肢あり、心象風景、十分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できず遅めなことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵は穴は暗く、他の部分はサイケデリックなものが多かったです。

ひたすら穴を掘っている人に時折選択肢で話しかけていきます。
エンディングは一種類。
実際に穴を掘っている音やグラフィックがあり、
その中で別のことにも言えるのではないかという内容でした。
それは努力とか、生きることに対してとか、色々考えられますが、
私は創作することに対してかなあと感じられました。
(2024/5/3)

2024年同人ソフト作品感想

（完成版）

きみとたわいもないおしゃべりを stay with me ver1.10（乙女）/Coredump（フリーソフト）

異世界に迷い込んでしまった主人公は、危ない目に遭いかけたところをシルクという主人公に助けられる。
その後も何かと世話を焼いてくれるシルクだったが、何故か街の人々に疎まれているようで……。


選択肢あり、異世界、一部ボイスあり、十分ほどで読み終わりました。
主人公名前変更可。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵は立ち絵素材。Live2Dでアニメーションします。

主人公が異世界でシルクという名の少年と親しくなります。
エンディングは二種類。
どちらのエンディングでも、異なる世界へ来てしまった者と、その世界で差別されている者、
そんな二人がこれからも手を取り合って暮らしていくんだろうなあと思えましたし、
どうか離れ離れにならないでほしいと願いたくなりました。

万聖節が来る前に ver1.2.0（乙女15禁）/Coredump（ＤＬ販売220円）（DL版の購入はこちら）

とある目的のため、ゴーストの街に忍び込んだクロエ。
しかしそこではハロウィンが行われており、お菓子を持っていないクロエはいたずらされそうになる。
助けてくれたジャックという青年も、なにやらいたずらが好きそうで……。


選択肢なし、ファンタジー、ハロウィン、十分ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はセクハラに縮こまるクロエが可愛かったです。
また、背景が綺麗でした。一枚絵は三枚＋差分＋α

ゴーストの街で出会ったジャックにいたずらされます。
ジャックがいたずら好きながらも優しくて、寂しがりで、
今度会ったときには嫉妬とか独占欲とか露わにしてきそうと思えました。
それにしてもジャックのがんばれがんばれ（はーと）が可笑しかったです。お前が言うのか！

過去の作品感想：いっしょに帰ろう。
(2024/5/2)

2024年同人ソフト作品感想

（完成版）

いっしょに帰ろう。/Coredump（フリーソフト）

猪突猛進気味な一ノ瀬志保のクラスに、五十嵐伊織という名の少年が転入してきた。
見るからに人付き合いが苦手な彼のために、志保は落ち着いて過ごせる読書部の部室を紹介する。
やがて一緒に部室で過ごし、一緒に帰るようになり、志保は伊織のことが気になっていくのだった。


選択肢あり、学園、恋愛、二十分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できず遅めなこと、バックログで遡れる量が少ないことがやや不便でした。
音楽は無音の場面多め。
絵は立ち絵にジャギーが発生していることが気になりましたが、
伊織の自信なさそうで困った顔や、志保の慌てた顔など、感情が伝わってきました。

主人公が転入生の男子生徒と親しくなっていきます。
エンディングは二種類。
主人公が思い立ったら即行動で見ていて気持ちよかったですし、
そんな彼女を応援する友人の二宮流華も頼りになりました。
主人公に優しくされて好きになっちゃう伊織はチョロい……ですが気持ちわかります！
基本的に両想いなのでどう転んでも幸せなのですが、
後半のどれを選んでも主人公が熱烈に好意を伝えることになる三択の連続がとっても微笑ましかったです。
(2024/5/1)

2024年同人ソフト作品感想

（完成版）

SweetSweetSuicide 2023/09/07/バニラ菓劇解剖倶楽部（フリーソフト）

自殺志願者の女性に死ぬまでスウィーツを食べさせ続けて殺す連続殺人鬼、スウィート・キラー。
虚偽屋甘菓（きょぎやあまか）は姉を殺したスウィート・キラーとコンタクトを取ることに成功する。
……姉が自殺をしようとした理由を聞くために。


選択肢あり、お菓子、ガール・ミーツ・ボーイ、十分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できず遅めなことがやや不便でした。
音楽は特に合わないような箇所なし。
絵はお菓子の数々も服も表情も甘やかでした。そうでない場面もありますが。

甘菓が真実を知った後にどうするかで二種類のエンディングに分岐します。
スウィート・キラーがあまりに自分本位すぎる……と思ったので一周目は断罪一択でした。
二周目はちょっとコミカルな方向に行きつつも、やっぱりそういうことじゃない！　と叫びたくなりました。
それにしても甘いの食べ過ぎると苦しいのわかります！
スイパラで全種類ケーキ食べなきゃ！　と義務感に駆られての愚行を思い出しました。塩は救いです。

過去の作品感想：スウィートフォンデュの蠱毒姫、スウィートフォンデュの蠱毒姫◆去
(2024/4/30)

2024年同人ソフト作品感想

（完成版）

スウィートフォンデュの蠱毒姫◆去 2023/09/07/バニラ菓劇解剖倶楽部（フリーソフト）

死神たちが憧れるシニガミ社の社長、獄楽（ゴクラク）の弟にして秘書の虚現(キョゲン)は、ニンゲンの魂をお迎えする初仕事に赴く。
しかし相手であるニンゲンの娘をお迎えすると、父親が残されてしまうという状況だった。


選択肢なし、死神、姉弟、十五分ほどで読み終わりました。
「スウィートフォンデュの蠱毒姫」の感想はこちら
システム、音楽「スウィートフォンデュの蠱毒姫」と同様。
絵は最後の笑顔が綺麗でした。

「スウィートフォンデュの蠱毒姫」よりも三千年前の話ですが、
「スウィートフォンデュの蠱毒姫」の出来事が起こる原因と言ってもよい話でした。
虚現の行動も見方によっては善い行いと言えるのかもしれませんが、
死神の立場、ニンゲンの立場どちらにとっても許されるものではなくて、
ニンゲンの思いやりと死神の常識を持ってしまったのがよくなかったのかな、と思えました。
それはそれとして逆恨みですが。
また、本作を読んでから「スウィートフォンデュの蠱毒姫」を読むと、
冒頭やラストのシーンで、コイツが……！　と歯ぎしりするようになりました！

過去の作品感想：スウィートフォンデュの蠱毒姫
(2024/4/29)

2024年同人ソフト作品感想  

2024年同人ソフト作品感想

（完成版）

スウィートフォンデュの蠱毒姫 2023/08/13（15推）/バニラ菓劇解剖倶楽部（フリーソフト）

死神たちが憧れるシニガミ社の期待の新人、絶々裏(タタリ)は、
多くの死神を殺してきた二代目蠱毒姫を冥界へ迎え入れるため、親友の呻奇(ウメキ)と共に人間界を訪れる。
当の蠱毒姫の反応は……。


選択肢あり、死神、ボーイ・ミーツ・ガール、二十五分ほどで読み終わりました。
システムは文章表示速度が変更できず遅めなことがやや不便でした。
音楽はクラシックが使われていて浮世離れした印象をより感じました。
絵は毒々しさと可愛らしさが同居していて目を引きました。

絶々裏が蠱毒姫を説得しようとします。
エンディングは一種類。
ニンゲンのおもてなし方等に対してスウィートやスパイシーといった味に関する形容がされたり、
場面転換ごとに幕が下りる演出があったりと、本作でしか味わえない世界観を感じることができました。
蠱毒姫の境遇が……だったので、ボーイ・ミーツ・ガールでよかった！　と思えました。
けれど最後にはなにやら不穏な場面が……。
今後もボーイ・ミーツ・ガールだとよいのですが……。
(2024/4/28)

2024年同人ソフト作品感想  

（完成版）

I kill you ver1.07（女性向）/水咲（フリーソフト）

引っ込み思案の紫吹灯花はフルダイブ型VRMMOゲーム【Crystal Cross World】、通称【CCW】で最強の存在「白亜の神使」に憧れていた。
ある日、いつも服装検査で注意されている学校の先輩、槇矢瀧（まきやたき）がその「白亜の神使」であることを知る。
彼は何故か灯花と一緒にCCWをしてくれるようになるのだった。


選択肢あり、ゲーム、恋愛、一時間半ほどで読み終わりました。
システム、音楽は特に不便や合わないような箇所なし。
絵はタイトル画面が綺麗で目を引きました。

引っ込み思案過ぎて友達が作れない主人公が、
憧れのゲームキャラ本人であるちょっとチャラい先輩に誘われて一緒にゲームをします。
エンディングは三種類。
アナザーとアフターシナリオもあり。
瀧先輩の境遇や行動の理由が語られていますがそれでも、そこまで主人公じゃないとだめだったのだろうかと思ってしまいました。
刷り込み……？　彼は生まれたての小鳥なのか！？
主人公と同じようなことをする人が一切いなかったのは向上心のない環境ですね……。
ですが好きを自覚した瀧先輩が可愛くて、
ずっと二人で一緒にゲームをしていてほしいなあ……と思えました。
(2024/4/27)

2024年同人ソフト作品感想